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サイバーエージェントがベネッセと協業、ベネッセ全社業務改革プロジェクト「AIクリエイティブセンター」を設立
2024年12月11日 14:05
株式会社サイバーエージェントは11日、株式会社ベネッセホールディングス(以下、ベネッセ)の全社業務改革プロジェクト「AIクリエイティブセンター」を共同で設立したと発表した。
AIクリエイティブセンターで推進される、ベネッセ社内の「生成AIを活用した制作・マーケティング領域の業務改革」において、最新のテクノロジーを活用するにあたり、サイバーエージェントのAI活用におけるこれまでの知見を生かし、オペレーション改革を支援・実現していくとしている。
ベネッセグループは、これまで教育、介護・保育、生活といった分野で、人々のライフステージに沿ったさまざまな社会課題の解決に取り組んできたと説明。加速する少子化、格差の拡大、高齢化率の上昇、テクノロジーの進化など社会は大きく変化する中、教育分野では、1969年に現在の「進研ゼミ」の前身である「通信教育セミナ」、2014年からは紙の教材に加え、タブレット講座を開講、2023年にはAIを活用した「AI学習コーチ」など、最新のテクノロジーを活用しながら、子どもたちの学びに寄り添う商品を提供してきた。
サイバーエージェントはこれまで、デジタルマーケティング分野において2016年にAI技術の研究開発組織「AI Lab」を設立し、2020年には効果予測AIで広告効果を最大化する「極予測AI」の提供を開始するなど、広告制作におけるAI活用・制作効率化を推進するとともに、AI活用を最大化するクリエイティブ組織の体制構築等を積極的に推進してきた。
今回、ベネッセグループが事業だけでなく、社内の業務改革においても最新のテクノロジーを活用し、推進していくにあたり、サイバーエージェントのAI活用におけるこれまでの知見を生かし、オペレーション改革を実現する取り組みを開始する。取り組みにより、顧客ニーズの変化に対応した、パーソナライズ化したクリエイティブ制作を実現し、顧客価値向上を目指す。
ベネッセのクリエイティブ制作拠点「AIクリエイティブセンター」を沖縄拠点に設置し、独自のクリエイティブ体制構築をサポートすることで、制作効率の向上を図る。
また、極予測AIをはじめ、サイバーエージェントの広告制作において実績のあるAIツールを、ベネッセ専用にカスタマイズして開発・提供し、制作ノウハウをデータベース化して蓄積することにより、制作クオリティの向上を図る。
サイバーエージェントは取り組みを通じて、体制構築のサポートおよび広告クリエイティブにおける表現の多様性・予測精度のさらなる向上を図る研究開発を進めることで、ベネッセのクリエイティブ制作における業務改革を支援していくとしている。