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FFRIセキュリティ、Hyper-V環境に対応したマルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional 1.6」

 株式会社FFRIセキュリティは2日、マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional」の新版として、Hyper-Vによる仮想化環境に対応した「同 Version 1.6」を、同日より提供開始すると発表した。

 FFRI yarai analyzer Professionalは、検査対象のファイル/フォルダを自動解析し、レポート出力までを一括で行うマルウェア自動解析システム。利用企業は、外部ベンダーに依頼することなく、マルウェアがどのような挙動を行うのかを解析できるため、攻撃者の意図を分析し、迅速かつ効率的に対策を打てるようになるという。またマルウェアの検出には、FFRIのエンドポイントセキュリティ製品「FFRI yarai」に搭載されている5つのエンジンを用いており、未知の脅威も分析できるとのこと。

 今回の新版では、対応するOSや環境を追加するなど、システム要件の拡大を中心に機能追加を実施した。特に仮想環境の動作要件として、従来よりサポートしているVMwareシリーズに加えて、MicrosoftのHyper-Vを追加した。動作OSとしては、ホストOS(コントローラー)がWindows Server 2022 x64に、ゲストOS(クローラー)がWindows Server 2022 x64とWindows 11 x64 23H2(いずれも日本語版)に対応している。

 さらに今回は、新たなライセンス形態として、従来のパーペチュアル型に加えて、サブスクリプション型での提供を開始する。従来の提供形態ではライセンス料を一括で支払うためイニシャルコストが大きくなっていたが、サブスクリプション型では導入時の一時的なコスト増加を抑制し、ランニングコストで賄えるメリットがあるとのこと。