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日本IBMとウイングアーク1stが協業、金融機関の分析・レポート業務の効率化を実現する新製品を提供

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)とウイングアーク1st株式会社は13日、「金融サービス向けデジタルサービス・プラットフォーム」(以下、DSP)と、ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」を連携し、データの可視化や統一化、データ抽出業務、レポート業務の効率化を実現する「DSPデータ利活用BI機能」を提供開始したと発表した。

 「DSP」は、30を超える金融機関が採用している。デジタル変革を推進するプラットフォーム。金融サービス向けのクラウド上で、業界共通サービスをオープンかつ安定的に提供するという。

 このDSPを用いると、デジタル化した業務やチャネルから得られるデータと、従来の金融機関勘定系システムのデータを統合して利活用可能になる点がメリット。また、銀行業務に必要な検証済みの分析モデルと、そのモデルを実行するために必要なデータ処理プロセスを組み込んだオプション機能「データ利活用プラットフォーム」と連携しているため、金融機関はデータサイエンティスト不要で、顧客アプローチリストをCSVファイルで受け取れるとのこと。

 今回、新たに提供を開始した「DSPデータ利活用BI機能」では、MotionBoardとの連携によって、この「DSP」のユーザーインターフェイス(UI)が向上し、高度な分析ロジックに基づく解析を、直観的な操作で行えるようになる。

 例えば、金融機関の営業活動や顧客理解の深化において、ターゲットとなる顧客やそのアプローチ結果を視認性の高いUIで確認でき、PDCAサイクルがより円滑になるとした。また、MotionBoardに活動結果を入力し、「DSP」にフィードバックすることで、分析結果の精度向上を図れるほか、全社的に統一された指標のデータを同一プラットフォームで管理・可視化できるようになり、経営と業務の効率化を実現するとしている。

 なお「DSPデータの利活用BI機能」を利用するには、「データ利活用プラットフォーム」の契約が必須となる。