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CTC、大阪エリアでハウジング・コロケーションサービスを提供
デジタルエッジのOSA1データセンターを利用、GPUサーバーの収容にも対応
2024年11月8日 13:56
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は8日、シンガポールDigital Edge(以下:デジタルエッジ)との協業により、大阪エリアでのハウジング・コロケーションサービスを開始すると発表した。
サービスは、GPU搭載サーバーを含めた消費電力が高い機器の設置や拠点間の相互接続を可能とする環境である、デジタルエッジが大阪市内で運営するデータセンター「OSA1」を利用し、生成AI基盤やハイブリッドクラウド、BCPなどで活用できる。
OSA1は、大阪市中央区に位置するデータセンターで、アクセスの利便性に加え、施設内に最大2900ラックが設置可能な柔軟な拡張性を備える。省電力の冷却設備を取り入れており、高電力消費で排熱量の多いGPU搭載サーバーの収容にも対応する。PUEが年間1.32以下になるように設計されており、エネルギー効率と環境に配慮した運用が特徴。CTCは、2021年からデジタルエッジとデータセンタービジネスで協業を進めており、ITインフラへのニーズや課題の多様化に伴い、サービス拡充を図っている。
今回、CTCが提供するハウジング・コロケーションサービスはOSA1を利用し、CTCが東京・横浜・神戸で提供するデータセンターサービスやクラウドサービスとの相互接続が可能。相互接続は、超高速、大容量、低遅延な通信環境で、最短2週間で専用線の開設が実現できる。拠点間の接続を通じて、ハイブリッドクラウド環境や生成AI・データ分析基盤などの構築・運用を、ワンストップで支援していく。今後、OSA1ではAI市場に向けた水冷対応も予定しており、CTCは、さらなる顧客需要に対するソリューションを提案していくとしている。
また、デジタルエッジでは韓国、インドネシアなどアジア圏でのデータセンター新設を進めており、2025年6月に東京日本橋に新たなデータセンター(TYO7)の開設を予定している。CTCは、TYO7においても、デジタルエッジとの協業をさらに推進していく予定としている。