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TIS、工場などのセキュリティ対策を強化する「OTセキュリティコンサルティングサービス」を提供

 TIS株式会社は5日、OTセキュリティ領域において、工場などの製造プロセスでのサイバーセキュリティ対策強化に向けたコンサルティングから具体的対策の導入までを、ワンストップで支援する「OTセキュリティコンサルティングサービス」を提供開始した。

 OTセキュリティコンサルティングサービスは、企業ごとの現状を把握し、課題の明確化と対策の立案を行うセキュリティアセスメントを行った上で、セキュリティ戦略策定・ガバナンス構築やセキュリティ対策ソリューションの導入など具体的な対策実施を段階的に提供する。

 OTセキュリティ向上のため、アセスメントによる現状把握やサイバーセキュリティ対策の過不足の洗い出し、それを受けたセキュリティ向上計画の策定、導入・構築・運用までワンストップで支援する。

 工場を保有する産業分野・インフラ分野の企業に対する豊富な支援実績と信頼の品質を持ち、工場DX推進を見据えたセキュリティ経営の戦略策定および実行を支援。豊富なCSIRT構築経験を生かし、工場を安定稼働させるFSIRTの構築・運用を実現する。

 経験豊富なセキュリティ専門家が多数在籍し、システムインテグレーターとしてのSI技術力やクラウド事業者パートナーとしての知見を生かし、OT環境の自由度向上とセキュリティ対策の両立を実現。さまざまなサイバー攻撃のリスクから安全性を確保し、事業継続性を向上する。

 セキュリティアセスメントメニューでは、対策状況の現状把握、課題抽出、対策検討、セキュリティ向上計画立案を提供。セキュリティ対策ソリューション導入・運用支援メニューでは、通信制御の調査/強化、資産管理・異常検知、脆弱性診断を提供する。

 レジリエンス強化支援メニューでは、セキュリティ教育、インシデント対応支援を提供。セキュリティガバナンスの構築と運用支援メニューでは、OT関連規定の整備、FSIRT構築・運用支援、活動計画の策定、計画実施状況フォローを提供する。

 TISでは、OTセキュリティコンサルティングサービスのほか、今後もBCP作成支援やOTデータの活用など、産業・社会インフラ分野のニーズに応じたさまざまな提案を通じて、企業の製造DX・工場DXの推進に貢献していくとしている。