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キヤノン、メンテナンス部分を手前に引き出す方式を採用したA3レーザープリンター「LBP812Ci」など5機種を発表

Satera LBP812Ci

 キヤノンは17日、レーザープリンター「Satera」シリーズの新製品として、A3カラーレーザープリンター「LBP812Ci/LBP811C」と、A3モノクロレーザープリンター「LBP463i/LBP462/LBP461」の計5機種を10月25日に発売すると発表した。価格はオープン。

 新製品は、A3レーザープリンターで初めて、本体内部のメンテナンス部分を手前に引き出すプルアウトコンポーネント方式を採用した。

 従来、給紙/排紙や、トナーカートリッジ交換、パーツ交換のためには、本体上面や側面のカバーを開ける必要があり、限られたスペースでのメンテナンスを行う場合には、プリンターを手前に引き出したり、周囲のものを移動させたりするなどの手間がかかっていた。新製品は、プルアウトコンポーネント方式の採用により、全てのメンテナンス作業を前面側からユーザー自身で行える。作業に必要なスペースや負荷を削減し、保険・金融の窓口業務など、スペースの限られた場所でも快適な印刷環境を提供する。

 LBP812Ciは、カラー/モノクロともにA4片面で毎分36枚の高速印刷に加え、A3片面で毎分18枚の印刷が可能で、B6ハーフのプライスカードから1320mmの長尺バナーまで多様な用紙サイズに対応する。また、色の再現性を向上した新トナーの採用により、POP、パンフレット、保険設計提案書など、色鮮やかで目を引く制作物を印刷できる。

 LBP463iは、A4片面で毎分45枚の高速印刷に加え、A3片面で毎分22枚の印刷が可能。10枚程度の繰り返し印刷を効率的に行える「少数高速モード」と、100枚を超えるような大量印刷に適した「一定速度モード」を備え、印刷内容に応じてモードを切り替えることで、大量印刷時/少量印刷時それぞれの印刷時間を通常より短縮でき、官公庁の帳票印刷業務などにおける生産性向上を支援する。