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SQLテストツール「Insight SQL Testing ver.4.2」、生成AIによるエラー説明・修正案の提示機能を強化

インサイトテクノロジーが提供

 株式会社インサイトテクノロジーは17日、SQLテストツール「Insight SQL Testing」において、生成AIによるエラー説明・修正案の提示機能が強化された新版「同 ver.4.2」をリリースしたと発表した。

 Insight SQL Testingは、データベースのバージョンアップ時や既存のデータベースを別の種類にリプレースする際に生じるアプリケーションの動作テストを、SQLレベルで効率的かつ容易に行うソフトウェア。本番環境のデータベースでアプリケーションが発行するSQLを自動収集し、収集したSQLを移行先のテスト環境でテスト・評価できるため、データベース移行・バージョンアップ時のテスト工数を削減できるという。

 今回の新版では、生成AIによるエラー説明・修正案の提示機能が強化された。「Ver.4.0」から、Amazon Web Services(AWS)の生成AIサービス「Amazon Bedrock」に対応していたが、今回より、複数の推論モデルを利用できるようになった。

 製品側で用意したプロンプト(生成AIに対する指示や質問)以外に、ユーザー側でカスタムしたプロンプトも使用でき、カスタムしたプロンプトを保存して、別の分析の際に利用することも可能なため、SQLの修正工数を大きく削減できるとしている。

 また、結果区分「性能劣化」の適用範囲を拡大した。現在運用中のSQLを自動収集し、移行・バージョンアップ後のデータベースとパフォーマンスを比較して、SQLの性能劣化が一目で判断できる。本番環境への適用前にパフォーマンス測定を行えるので、移行・バージョンアップ時のリスクを回避し、工数削減に貢献するとのこと。

 さらに今回は、「ver.4.1」より対応を開始したSnowflakeについても機能が強化され、最新の生成AIを用いてSQLの修正提案や分析ができるようになった。

 なおインサイトテクノロジーでは、Insight SQL Testingの新版リリースを記念し、導入キャンペーンを実施する。期間中にInsight SQL Testingを導入した企業のうち先着5社に対して、通常は有償のQ&A対応(技術支援)30時間分を無償提供するとしている。基幹は12月31日まで。