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パナソニック、Core Ultra搭載の頑丈タブレットPC「TOUGHBOOK FZ-G2」新モデル

FZ-G2

 パナソニック コネクト株式会社は25日、屋外や過酷な現場に適した10.1型頑丈タブレットPC「TOUGHBOOK FZ-G2」シリーズの新モデルを、国内法人向けに2024年度第3四半期から販売すると発表した。

 製品ラインアップは、標準モデルの「FZ-G2NBMBXAJ」、ワイヤレスWAN(LTE)モデルの「FZ-G2NBMBPAJ」、ワイヤレスWAN(LTE&5G)モデルの「FZ-G2NBMBLAJ」の3機種。価格はいずれもオープン。発売日は、標準モデルとワイヤレスWAN(LTE)モデルが2024年度第3四半期(2024年10月~12月)、ワイヤレスWAN(LTE&5G)モデルが2024年度第4四半期(2025年1月~3月)。

 新モデルは、データを高速に処理するニーズに応えるため、インテル Core Ultra 5プロセッサーを搭載。さらに、暗所でも撮影が可能な約1260万画素のリアカメラや、16GBメモリを搭載することで、スムーズなリアルタイム映像伝送を可能とする。現場作業を遠隔地より指示してサポートでき、働き方の多様化や業務の効率化に貢献する。

 バッテリー駆動時間は前モデルよりも約1.3倍延長され、30分間の充電で約4.6時間(動画再生時)/約10.2時間(アイドル時)の使用が可能。一日に複数の現場に向かう場合も、隙間時間を活用して充電することで、安心して業務を行える。さらに、工具不要で簡単にバッテリーを交換できるため、交換用バッテリーパックを用意しておくことで、電源が無い場所でも長時間の業務が可能となる。

 寒冷地や炎天下の過酷な環境でも安心して使える頑丈性を備え、IP65準拠の防塵防滴試験、MIL-STD-810Hに準ずる頑丈試験、耐高温/耐低温性能-10℃~50℃、MIL準拠(合板)180cm独自基準(コンクリート)90cmからの落下試験を実施。落下による断線や破損の対策を講じることで、故障によるダウンタイム発生のリスクを低減する。

 また、別売りオプションにより、必要な機能を追加できるモジュラー構造を採用。ID認証方法の変更により非接触ICカードリーダーを追加したいなど、機器購入後に用途が変わっても新規本体購入が不要で、万一の故障時もオプションを交換できるため、本体ごと買い替える必要がなく、廃棄ロスの削減を通じた環境負荷の低減に貢献する。