ニュース

Microsoftが9月の月例パッチ公開、悪用確認済み4件を含む計79件の脆弱性を修正

 日本マイクロソフト株式会社は11日、9月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Office、SharePoint Server、Microsoft SQL Server、Dynamics 365、Power Automate for Desktop、Microsoft Azure関連のソフトウェア。また、Microsoft Edgeは、月例の修正パッチとは別のタイミングでアップデートが行われている。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 11/10、Windows Server 2022/2019/2016)、SharePoint Server、Microsoft Azure関連のソフトウェア。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで79件、うち最大深刻度が“緊急”のものが7件。

 また、今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、「Microsoft Windows Updateのリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2024-43491)」「Windows Mark Of The Webセキュリティ機能のバイパスの脆弱性(CVE-2024-38217)」「Microsoft Publisherのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性(CVE-2024-38226)」「Windowsインストーラーの特権の昇格の脆弱性(CVE-2024-38014)」の4件については、既に脆弱性の悪用が確認されているという。