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シャープ、EMMサービスに端末利用者の位置情報を利用して業務改善できるオプション機能を追加
2024年9月11日 08:00
シャープ株式会社は10日、EMM(Enterprise Mobility Management)サービス「LINC Biz emm」において、モバイル端末からの迅速な業務報告や情報共有を実現する「HAZARD Buster オプション」を、同日より提供開始すると発表した。ジョルダン株式会社が開発し、株式会社ALL LINKAGEが提供する「HAZARD Buster」をもとに、LINC Biz emm向けにカスタマイズして提供する。価格はオープン。
「LINC Biz emm」は、Googleが提供する企業向けモバイルプラットフォーム「Androidエンタープライズ」に準拠したEMMサービス。複数のモバイル端末やアプリケーションの一括設定、紛失時の端末ロックなどを、クラウドを介して遠隔から行うことができる。
今回提供されるHAZARD Buster オプションは、営業担当者などが外出先から業務報告をする際に、アプリを通して簡単に正確な報告できるように支援するオプションサービス。顧客や商談に関する情報をスマートフォンのアプリから簡単に入力して報告・共有できるほか、入力した内容には位置情報が自動で付加されるため、地図画面で情報を確認でき、組織内での情報共有を視覚的にわかりやすく行えるとした。
シャープでは例えば、顧客が集中しているエリアや未開拓エリアなどの可視化、効率的な訪問ルートの検討などに役立てられ、業務効率化や生産性向上につながると、効果をアピールしている。
また災害発生時などの有事には、端末管理者から当該エリアにいる端末利用者に対して安否確認の連絡を行えるとのこと。
加えて、インストールや初期設定、アプリのアップデートは端末管理者が一括で行えるため、端末利用者の手間も省けるとしている。