シャープ、Androidスマートフォンを統合管理可能なクラウド型EMMサービス「LINC Biz emm」

　シャープ株式会社は8日、Androidスマートフォンの統合管理を支援するクラウド型EMM（Enterprise Mobility Management）サービス「LINC Biz emm」を発表した。価格は1台あたり月額199円（税別）で、同日より提供を開始する。

　「LINC Biz emm」は、Googleの企業向けモバイルプラットフォーム「Android Enterprise」に準拠したクラウド型EMMサービス。複数の端末やアプリケーションの初期設定を、クラウドを介して一括で行え、紛失時には遠隔操作で端末の初期化やロックにも対応する。

　また、業務上不要なアプリケーションのインストールを制限したり、カメラやWi-Fi接続など一部の機能を利用禁止したりする制御も可能で、各企業のITポリシーに基づき柔軟に運用できるとした。

　管理者はこうした設定を、PCやスマートフォンのWebブラウザから実施可能。トラブル発生時には、Googleより認定を受けたシャープの技術者が支援する。なお、シャープのスマートフォン「AQUOS」とあわせて導入すれば、端末とEMMサービスをワンストップでサポートできるとのこと。

　対象端末は、Android Enterprise Recommended対応機種と、Android 8.0以降のAQUOSスマートフォン。管理機能は、Google Chrome、Microsoft Edgeの両Webブラウザから利用できる。