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はてな、サーバー監視サービス「Mackerel」に分散トレーシングを可能にする「トレース」機能を追加

監視プラットフォームサービス「Vaxila」を統合へ

 株式会社はてなは26日、サーバー監視サービス「Mackerel」において、2024年6月に事業譲受した監視プラットフォームサービス「Vaxila(ヴァキシラ)」による分散トレーシングを可能にする、「トレース」機能を提供開始したと発表した。

 MackerelではOpenTelemetryを基盤としたオブザーバビリティの対応強化を進めており、その一環であるVaxilaの事業譲受以降、VaxilaをMackerelに組み込むサービス統合に向けた開発に取り組んでいるという。

 今回はそうした中で、オブザーバビリティの主要シグナルである「トレース」をMackerelユーザーに体験してもらうため、Vaxilaの機能提供を開始した。利用申請することで、Mackerelのユーザーは誰でも無料で同機能を利用できるとしている。

 ただし、今回の連携によりMackerelからVaxilaの機能を利用可能になったが、その際には、連携した両サービスを行き来することが必要。今後、正式なサービス統合後に、Mackerel内ですべての機能を利用できるようにする予定だ。

 なおMackerelは、今回のVaxilaの機能提供や、11月1日にリリースする予定の「OpenTelemetry対応機能」など、従来型の「リソース監視」のためのサービスから、複雑化するシステムに対応できる「オブザーバビリティ」向上に貢献するサービスに進化するための、さまざまな機能のリリースを計画しているとのこと。