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伊賀市、ゼロタッチ導入対応アクセスポイントで保育園13施設に無線LAN環境を一括導入

園務支援ソフトを活用できる環境を整備し職員の負担を軽減

 株式会社バッファローは21日、三重県伊賀市 健康福祉部 保育幼稚園課が、ゼロタッチ導入に対応した法人向け無線LANアクセスポイント「WAPS-1266/Z」と、PoEスイッチ「BS-GS2008P」を導入したと発表した。

 伊賀市が管轄する保育園には、無線LAN環境が導入されていなかったため、毎日の出欠席は用紙や固定電話で対応していたほか、当日の給食量を把握するために職員が各クラスを回って出欠席を確認して調理室に報告したり、連絡帳を手書きで作成していたり、といった業務効率の改善に課題を感じていたという。

 そこで、伊賀市内の保育園および幼稚園の運営に関する業務を担当している、同市 健康福祉部 保育幼稚園課では、すでに園務支援ソフトを導入し、園業務のデジタル化や情報のデータ管理などによる業務効率向上、および職員の負担軽減に成功していた市内の私立保育園の事例を参考に、令和5年度(2023年度)の事業の一環として、市内の公立保育園13園を対象とした園務支援ソフトの導入・利用を決定した。

 そして各園において、ソフトの安定した運用およびタブレット通信に必要な無線LAN環境の構築を目的に整備が進められる中で、ネットワーク機器としては、ほかの保育園でも多数導入されており、安定して稼働している実績もさまざまあることなどを評価して、バッファローの製品を採用している。

 また、13園で60台を超えるアクセスポイントを導入するにあたっては、ネットワーク管理サービス「キキNavi」への一括登録・設定が可能なゼロタッチ導入機能「キキNaviクラウドゼロタッチ」を活用して、多台数の機器を一括登録・設定し、少ない工数で無線LAN環境を整備できたとのこと。このゼロタッチ導入を実現するために、無線LANアクセスポイントには、キキNaviクラウドゼロタッチ対応モデルである「WAPS-1266/Z」を選定。あわせてネットワークスイッチとして、PoEスイッチ「BS-GS2008P」が選定された。

 さらにキキNaviを活用し、各園のネットワーク機器の稼働状況を販売店が遠隔で死活監視できる体制も構築されている。

 なおシステム導入後は、出欠席をリアルタイムで情報共有できるようになり、朝のクラス巡回や調理室への報告、電話対応がなくなったほか、連絡帳がタブレット入力に変わったことで、作業時間が半減した職員もいるとのことだ。

WAPS-1266/Z(セキュリティカバー装着時)