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NTTドコモ、インテージ、DIMの3社、データを活用した高度な顧客分析が可能な「ドコモ データクリーンルーム」を提供

 株式会社NTTドコモ、株式会社インテージ、株式会社ドコモ・インサイトマーケティング(以下、DIM)の3社は7日、NTTドコモおよびインテージが保有する各種データを活用して、パートナー企業自身で顧客データを分析できるデータクリーンルーム「ドコモ データクリーンルーム」提供開始した。

 ドコモ データクリーンルームは、NTTドコモが保有する1億を超えるdポイントクラブ会員の属性情報や位置情報などの各種データ(以下、ドコモデータ)や、インテージおよびインテージ子会社が保有する消費者の購買行動分析に強みを持つ「SCI」や「買いログ(CODE)」などの各種データ(以下、インテージデータ)のうち、顧客から必要な同意を得られているデータを活用し、パートナー企業自身でドコモデータやインテージデータを掛け合わせて顧客データを分析できるSaaSサービス。

 パートナー企業は、顧客データを外部提供する必要なく利用できる。また、ドコモデータやインテージデータは個人が特定できない形に加工された状態でDIMに提供されるほか、サービスによりパートナー企業が得られる分析結果はあくまで統計情報に限られ、DIMおよびパートナー企業が保有するデータの中身は相互に確認できない仕組みのため、プライバシーに配慮したセキュアな環境で分析が可能としている。

 サービスの分析には、NTTドコモの独自AIエンジン「docomo Sense」を活用したプロファイリング情報や行動情報を利用できる。これにより、これまでパートナー企業が自社データのみで行っていた購買行動を中心とした分析に加え、属性や興味関心、購買前の比較検討状況や、同時購入した商品の情報などを掛け合わせた高度な顧客分析ができ、新製品開発、需要予測、キャンペーン企画などの幅広いマーケティング活動を実現する。

 また、サービスの利用と合わせて、リサーチから分析、可視化、マーケティング施策の実行、最適化まで一気通貫でのトータルソリューションを実現するためのコンサルティングサービスも提供する。