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CData、データ統合基盤の新版「CData Sync V24.2」をリリース

収集データをSalesforceへ書き戻すリバースETL機能などを追加

 CData Software Japan合同会社(以下、CData)は6日、400種類以上のSaaS・データベース(DB)のデータをノーコードで統合できる「CData Sync」の新バージョン「V24.2」をリリースした。

 CData Syncは、オンプレミスDBやSalesforce・kintoneなどのSaaSデータを、データ分析環境にノーコードでパイプラインできるツール。

 新バージョンでは、PostgreSQLからSalesforceへのリバースETLに対応。CData Syncは、データベースやSaaSから収集したデータを、Salesforceに書き戻すリバースETL機能を備えており、従来のSnowflake、SQL Serverに加え、新バージョンではPostgreSQLおよびAmazon Aurora PostgreSQLからもSalesforceへのリバースETLが可能になった。PostgreSQLに収集され、集計・スコアリングなどをされたデータを、Salesforceに書き戻して利用することで、業務ユーザーは豊富で多面的な顧客データを元に、データドリブンな顧客業務を行える。

 また、変更データキャプチャ(CDC)機能では、初期利用時のパフォーマンスを改善した。CDC機能のユーザーからは「すでにデータベースのエクスポート/インポートなど別の方法でデータベース間の同期を行っている場合に、初期同期の際のデータのフルレプリケーションを省略し、CDCで差分だけを同期させたい」というリクエストがあったという。新バージョンでは、CDCの初期同期を柔軟に設定し、同期先にすでにレプリケーションデータがある場合には、初期移行で全件同期をスキップすることが可能になった。

 このほか、Dynamics 365で使われるデータベース「Dataverse」のCDC対応、ジョブのリトライ(再実行)機能などの機能を追加した。