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CData、SaaSデータ統合基盤「CData Sync」のライセンスを改定 全有償エディションでクラウドDWHへの同期が可能に

 CData Software Japan合同会社(CData)は7日、SaaS/データベースのデータをノーコードでデータウェアハウス(DWH)に統合するデータパイプラインツール「CData Sync」において、ライセンス改定を実施すると発表した。この改定により、有償エディションでは対応する全RDB、全クラウドデータストアを、データの同期先として利用可能になったという。

 CData Syncは、クラウドサービスのデータを、ローカルデータベースやクラウドデータベース/データストアにノンプログラミングで同期するソフトウェア。Salesforce、Dynamics 365、NetSuite、kintone、Marketoをはじめ、400を超えるクラウド/オンプレミスデータを主要なRDB、クラウドデータストアにスケジューリングして格納することができる。

 一方で近年は、Google BigQuery、Snowflakeなどのクラウド上のDWHサービスを使用するユーザーが増加しているが、これらのクラウドDWHを同期先として利用するには、従来、上位ライセンスであるProfessional以上を保有している必要があったという。しかし今回のライセンス改定により、クラウドDWHを含む全同期先を、すべての有償ライセンス(Standard、Professional、Enterprise)で利用可能にした。

 これにより、エントリー向けのStandardライセンスであっても、Google BigQuery、Snowflake、Amazon Redshift、Amazon S3、Azure Data Lake、Azure Blob Storage、Azure Event Hubs、Apache Kafka、MongoDB、DB2、Oracle Database、Couchbase、Cassandra、SAP HANAを同期先として利用可能になったという。

 なおCData Syncの有償版ライセンスは、接続するSaaSやDB数、および使用するデータソースの種類、ホスティング環境でプランが分かれており、テーブル数、クエリ数やデータ容量などでの追加課金は引き続き必要ないとのこと。また、無償のStarterでも全同期先を利用できるが、テーブル数や手動実行のみなどの制限が課されるとしている。