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CData、データソースを拡充したデータパイプラインツール「CData Sync v20」 Azure Marketplace版も新たに提供

 CData Software Japan合同会社(CData)は9日、SaaSデータをノーコードでデータウェアハウス(DWH)やデータベースに統合するデータパイプラインツール「CData Sync」において、新版「同 v20」をリリースしたと発表した。国内外の100を超えるSaaSが新たにデータソースとして利用可能になったという。

 CData Syncは、SalesforceやDynamics 365、NetSuite、kintone、MarketoといったSaaSデータを各種データベースやBigQuery、Redshift、SnowflakeなどのクラウドDWHに対し、ノーコードでローディングできるデータ統合基盤。

 今回は新たに、Salesforce Pardot、Asana、Microsoft Teams、Confluence、Airtable、Presto、Azure Data Lake、Google Data Catalogなどの接続先が追加された。

 加えて、事前定義されたAPI Profilesを組み込むことで、100以上のSaaSデータをSQLで読み込めるAPI DriverがCData Sync上で利用可能となり、Bcart、Hot Profile、Pipedrive、Jumpseller、Laddesk、Senses、Zoom、Zaikoなどにも連携対応している。

 またAmazon S3、Google Drive、Box、SharePoint、Dropboxなどのクラウドストレージから、直接CSVやExcelファイル内のデータを取得し、同期先データベースへ書き込めるようにした。複数のCSVファイルをひとつのテーブルとして同期することもできる。

 さらに、MySQLやPostgreSQLなどのオープンソースデータベース、Airtable、CSV、Excel、Google Sheets、Shopify、SendGrid、SurveyMonkey、Zoho CRMなどのデータソースが利用できるCData Sync Starterライセンスを無償化。2 Connectionまでレコード数制限なしで利用できる。

 このほか、従来のAWS AMI版に加えてAzure Marketplace版がリリースされた。これらのパブリッククラウド版では、CData Syncの課金がクラウドVM課金に統合され、マシンを稼働させている時間だけの従量課金でCData Syncを利用可能になる。すでにライセンスを購入している場合は、BYOL(Bring Your Own License、ライセンスの持ち込み)も可能だ。