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SB C&SとMeta、XRとAI技術の業務活用ノウハウや知見を共有する「Meta for Work Japanコンソーシアム」を発足

 SB C&S株式会社は、米Metaとともに、より多くの企業や法人がXR技術とAIを業務に活用して、新たな価値を創造する未来を目指す「Meta for Work Japanコンソーシアム」を発足したと発表した。

 SB C&Sでは、近年、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)を総称するXR技術は、各種業界においてますます活用が進んでおり、コンシューマー向けだけでなく、企業や法人の間でもその有効性が見いだされていると説明。一方で、これからXR技術の活用を検討していく日本の企業や法人にとって、先行他社での活用事例や活用の効果、日本国内のベンダーが開発している各種ソリューションの内容、海外情報の日本語ローカライズなどを簡単に収集できない状況があり、業界全体の底上げをする上で、日本独自の知見やノウハウの共有の活性化が必要になっているとしている。

 Meta for Work Japanコンソーシアムでは、ビジネスサービスやワークソリューション、VRデバイスなどを通して、ビジネスに最適なVRエクスペリエンスを実現する法人向けプログラム「Meta for Work」の活用ノウハウの事例紹介や、「Meta Quest」および「Meta Quest for Business」「Meta AI」の業界別ソリューションを紹介する。また、セミナーやイベントの実施、デモ体験、メーカーとユーザーのマッチングなどの機会を提供し、マーケット全体での一層の活性化を目指す。

 ユーザー支援では、「Meta Quest」「Meta Quest for Business」「Meta AI」の日本向けの最新情報を提供し、イベントやセミナーへの参加を通して情報収集をサポートする。また、他社の活用事例の紹介や、詳しく相談できるパートナーの紹介を通して、ユーザーの知識向上を支援。最新機種のデモ体験や、ISV(Independent Software Vendor)が提供するソリューションの体験機会の提供、セキュリティ対策として製品の紹介や、詳しく相談できるパートナーの紹介を通して、安全な環境構築を支援する。

 販売パートナー、開発パートナー支援では、Meta公式の認定資格の獲得や学習コンテンツの利用、公式提案資料の利用、デモ用機材の貸し出しを通して販売を支援する。また、MetaとSB C&Sによるイベントやセミナーの開催支援、ソリューションカタログへの掲載、配布や取引先の紹介、販売パートナーや開発パートナー向けのコミュニティーを活用した情報交換なども行う。

 SB C&Sでは、Meta for Work Japanコンソーシアムは、XR技術とAIを駆使したオープンイノベーションにより、日本の働き方の未来をともに創造すると説明。また、7月~9月に全国7拠点で、法人向けの共催イベント「VR/MR活用事例紹介セミナー」と「VR/MRコンテンツ期間限定体験ブース」を開催する。