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ラクスのメールマーケティングサービス「配配メール」、スパムトラップを回避するための新機能を提供

 株式会社ラクスは17日、メールマーケティングサービス「配配メール」において、メール到達率を高める「アドレスクリーニング機能」を搭載したと発表した。

 配配メールは、メルマガ配信などの一斉メール配信から、ステップメール・セグメント配信といったOne to Oneの個別配信まで対応可能なメール配信サービス。

 今回のアップデートでは、常時リスト内に潜むトラップアドレス(スパムトラップ)を検知し、メール到達率の低下につながるトラップアドレスへのメール配信を未然に防ぐ「アドレスクリーニング機能」を実装した。

 トラップアドレスとは、迷惑メール(スパム)の配信者を特定するために利用するメールアドレスのこと。トラップアドレスへメールを配信した場合、迷惑メールやスパムメールと認識され、ブラックリストに登録されてしまう恐れがあるほか、最悪の場合は、配信したすべてのメールがエラーで返ってきたり、送信元に関連するWebページへアクセスができなくなったりすることもあるため、注意が必要という。

 こうしたトラップアドレスに使われるメールアドレスの中には、過去利用されていたアドレスを再利用したものや、「gmai.com」「yaho.com」など、タイプミスしやすいアドレスが含まれていることから、長期間開封やクリックといった反応がないアドレスがないか、タイプミスのアドレスがないかといったことを定期的に確認しておかないと、意図せずトラップアドレスあてにメールを送ってしまう可能性があるとのこと。

 今回実装されたアドレスクリーニングは、こうしたチェックを支援するための機能で、メールアドレスの新規登録または変更時に、配配メールが保有するトラップアドレスデータベース(DB)と照合させることで、配配メール上への登録を未然に防げるとした。

管理画面から登録したアドレスにトラップアドレスが含まれていた場合
フォーム登録時にトラップアドレスが含まれていた場合

 また、すでに登録されたメールアドレスに対しても、日次でトラップアドレスDBと照合を行う仕組みも備えているので、かつては正しく利用されていたメールアドレスがトラップアドレスに変わってしまうケースでも、検知・除外が可能になるとしている。

すでに登録されているメールアドレスにトラップアドレスが含まれている場合