ニュース

エプソン、PCレス機能搭載の高速ネットワークスキャナー「DS-900WN」を発表

DS-900WN

 エプソン販売株式会社は10日、A4ドキュメントスキャナーの新製品として、高速・高耐久のネットワーク標準対応モデル「DS-900WN」を7月25日に発売すると発表した。

 DS-900WNは、両面同時読み取りに対応し、1分間に70枚/140面の高速スキャンを実現。コンパクトながら本体のADF(オートドキュメントフィーダー)に、最大100枚の原稿がセット可能で、契約書や請求書類を扱う企業の経理や管理部門、各種申請書などを処理する公的機関など、大量の電子化業務をスムーズに行える。

 スキャナー本体のパネル操作のみで原稿をスキャンし、ネットワークを介して指定した宛先にダイレクトにスキャンデータを送信・保存する、PCレス機能を標準搭載。PC不要で操作しやすく、スムーズなデータの共有と活用の幅を広げる。

 ICカードやID/パスワードの入力によるユーザー認証に対応し、オプションで本体のみで認証を実現する「Epson Print Admin Serverless」と、より高度な管理機能を持つサーバーアプリケーション「Epson Print Admin」に対応。利用者ごとに使用できる機能やデータ送付先を指定することで、誤操作を防止し、セキュアな作業環境を提供する。どちらも、エプソン製複合機と共通のソリューションのため、複合機とスキャナーの両方を一つのツールで設定でき、管理者の工数負荷を軽減する。

 エプソンのスキャナーとして初の「Epson Open Platform」に対応。Epson Open Platform上でソフトウェアと連携すると、スキャナー本体のパネルにそのソフトウェアのUIを表示でき、ユーザーはパネルに表示されたソフトウェアのUIを操作するだけで、スキャンからデータの取り込みまでを実行できる。操作工数を削減することで、ワークフローの効率化をサポートする。

 DS-900WNの標準価格は18万円(税別)。