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IBC、ネットワーク/システム運用の「性能評価レポート」サービスを提供

 アイビーシー株式会社(以下、IBC)は29日、同社が開発・販売するシステム情報管理ソフトウェア「System Answer G3(以下、G3)」のデータを用いて性能評価ランクを付与した「性能評価レポート」サービスを、6月12日に提供開始すると発表した。サービスは同日リリース予定のG3新バージョン(Ver.03.30-01)から利用できる。

 性能評価レポートは、IT人材不足という課題に対し、専門知識不要で、システムの問題を判断できる能力を提供するサービス。IBCが創業以来培ってきた性能監視によるノウハウを詰め込んだ、独自の性能評価基準により、監視データをアップロードするだけで、監視項目単位に使用率やエラーパケット数等に応じてA~Dランクで評価を行い、その結果をレポートとして出力する。

 分析などの特別なスキルやITに精通した知識がなくとも、レポートを見るだけで、いま問題があるのか無いのかをA~Dランクの指標により一目で確認できる。監視項目ごとに判定を行うことにより、システムに問題がある場合などは、その問題の継続性有無を一元的に把握でき、Dランクになってしまった場合には、システムに与える影響とネットワークに加えサーバーの改善策が提供される。

 単純なグラフレポートではなく、数値的根拠から分析した結果に応じた診断結果が提示されるため、信頼度も高く、定常的にリスクの高いものから、リスクレベルが上昇しつつある機器の判別まで可能となる。

 サービスは、共通指標で分析結果が出ることにより、情報システム部門だけでなく、経営層も同じ基準でその性能を評価することで、組織としてシステムの性能を把握し、「IT障害をゼロにする」ための組織的環境作りにも貢献すると説明。誰でも簡単に性能評価ができることから、情報システム部門担当者の業務負荷軽減となるだけでなく、問題の切り分けスキルが弱い方でも切り分け判断ができ、IT人材不足に悩む企業の大きな解決策の一つとなるとしている。

 提供価格(税別)は、初期費用が12万5000円、月額9万円から。

IBC独自の評価基準
レポート出力イメージ