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Illumio、Netskopeとゼロトラスト分野で業務提携、両社のソリューションを連携

 米Illumioは現地時間23日、米Netskopeとゼロトラストの分野において業務提携すると発表した。

 提携により、Netskopeの運営するNetskope Cloud Exchange(CE)プラットフォーム上で、Illumioが提供するゼロトラストセグメンテーション(ZTS)と、Netskopeが提供するゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)の「Netskope ZTNA Next」を連携し、企業を侵害から保護してサイバーレジリエンスの向上を支援すると説明。これにより、企業のネットワーク部門やセキュリティ部門は、ネットワークの境界およびハイブリッド環境にあるマルチクラウドのインフラストラクチャ内のアクセスを常時保護するゼロトラストポリシーの作成が可能になるとしている。

 IllumioのZTSと、Netskope ZTNA Nextの連携により、コンテクストを共有することで、企業のネットワークの境界やネットワーク内において、一貫してゼロトラストに基づいたセキュリティを保証し、サイバー攻撃からのリスクを軽減する。

 IllumioのZTSのアプリケーション間およびリスクベースの可視性と、Netskope ZTNA Nextのユーザーとアプリケーションとの間をベースとする可視性が組み合わさることにより、企業はユーザーとアプリケーションの間のトラフィックを一貫してリアルタイムで把握し、リスクをエンドトゥエンドでより深く理解できるとしている。

 また、IllumioのZTSとN、etskope ZTNA Nextの可視性が組み合わさることで、企業のセキュリティ部門はNetskopeのポリシーを定義して、ユーザーによる脆弱性のあるワークロードへのアクセス、またはセグメント化した環境のワークロードへのアクセスをブロックし、企業全体のレジリエンスを向上させられるとしている。

 Netskopeのセキュリティポリシーは、Illumioからのメタデータに基づいて自動更新されるため、ワークロードの属性変更に伴うルールの書き換えを行う必要がなくなる。ユーザーや重要なアプリケーションは常に保護され、企業はゼロトラストアーキテクチャをスムーズに拡張できる。

 IllumioとNetskopeのユーザーは 、Netskope Cloud Exchange(CE)プラットフォームからプラグインをデプロイできる。