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サイバーリーズン、モバイル端末向けマネージドセキュリティサービス 「Cybereason Managed MTD」を提供

 サイバーリーズン合同会社は22日、モバイルセキュリティ製品「Cybereason MTD(Mobile Threat Defense)」のマネージドサービス、「Cybereason Managed MTD」を提供開始した。

 Cybereason Managed MTDは、セキュリティ監視運用サービス「Cybereason MDR」で津使った仕組みとノウハウを取り込むことで、高度なサイバーセキュリティ対策が求められているモバイルデバイスにもセキュリティサービスを提供する。

 サイバーリーズンでは、スマートフォンは常にインターネットに接続されているため、PCと比較してマルウェアやフィッシングメールなどの攻撃を受けやすく、情報漏えいや不正アクセスのリスクが格段に高まっていると説明。さらに近年は、週末や休日を狙ったランサムウェア攻撃も増加しており、攻撃を受けた場合、業務停止や多額の金銭的被害を受ける可能性があるという。

 一方で、サイバーリーズンがサイバーセキュリティ担当者を対象に実施した調査では、67%の組織はセキュリティ専任部署がない、63%はSOC/CSIRTがない、78%は人材を十分に確保できていないと回答しており、セキュリティ人材不足が多くの組織の課題となっていると説明。こうした課題を支援するため、モバイルデバイスのセキュリティ対策であるCybereason MTDのマネージドサービスとして、Cybereason Managed MTDを提供するとしている。

 Cybereason Managed MTDは、モバイルデバイスのセキュリティ状況をシステムにより常時監視し、顧客の運用負荷を軽減する。アラート通知、レポート、緊急時の電話連絡など、すべての対応を日本語で行い、インシデント発生における迅速な対応を支援する。

 発生したインシデントは詳細に解析・調査し、顧客に最適な推奨策を提示する。顧客は推奨方法に従って対応に臨める。また、月次レポートにより、顧客のモバイルデバイスセキュリティの状況を定期的に把握できる。

 Cybereason Managed MTDの提供開始により、機械学習やクラウドなどの先進技術を搭載したCybereason MTDと、専門家によるマネージドサービスの2つのソリューションを提供することで、強固なモバイルセキュリティの実現が可能になったと説明。サイバーリーズンは、今後もますます巧妙化・多様化するサイバー攻撃に対して、「Cybereason MTD」「Cybereason XDR」「Cybereason EDR」および「Cybereason Endpoint Prevention(NGAV・Endpoint Control)」「Cybereason Managed MTD」「Cybereason MDRサービス」などの製品・サービスの強化に取り組むことで、顧客のシステム環境における高い投資対効果とセキュリティ対策強化の実現を支援していくとしている。