ニュース

Microsoftが5月の月例パッチ公開、悪用確認済みを含む脆弱性を修正

 日本マイクロソフト株式会社は15日、5月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Office、SharePoint、.NET、Visual Studio、Dynamics 365、Microsoft Azure。また、Microsoft Edgeは、月例の修正パッチとは別のタイミングでアップデートが行われている。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、SharePointのみ。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで60件、うち最大深刻度が“緊急”のものが1件。

 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、「Windows DWM Coreライブラリの特権の昇格の脆弱性(CVE-2024-30051)」「Visual Studioのサービス拒否の脆弱性(CVE-2024-30046)」「Windows MSHTMLプラットフォームのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性(CVE-2024-30040)」の3件については、更新プログラムの公開前に悪用や詳細の公開が確認されているとして、マイクロソフトではセキュリティ更新プログラムの適用を早急に行うよう推奨するとしている。