WAPのクラウド型ワークフロー「HUE ワークフロー」、電子署名サービス「DocuSign eSignature」と連携

　株式会社ワークスアプリケーションズ（以下、WAP）は4月30日、自社のクラウド型ワークフローサービス「HUEワークフロー」と、ドキュサイン・ジャパン株式会社（ドキュサイン）の電子署名サービス「DocuSign eSignature」がAPI連携を開始したと発表した。

　HUEワークフローは、押印申請や備品購入などさまざまな社内稟議（りんぎ）・申請をデジタル化し、ペーパーレスと情報の一元管理を実現するクラウド型ワークフローサービス。一方のDocuSign eSignatureは、準備から署名押印、実行、管理に至る合意・契約プロセス全体の自動化を実現する製品群「DocuSign Agreement Cloud」の一部として提供されている電子署名サービスである。

　HUEワークフローでは、利便性向上のため他のサービスとの連携強化を進めており、今回はこのDocuSign eSignatureとのAPI連携を行った。HUEワークフロー上で社内承認された契約書が、ワンクリックでDocuSignのプラットフォームに遷移され、相手方への契約書送信から、締結、返送、保管までをシームレスに完結できるようになる。

　契約書のステータスは、DocuSignへのログインを行うことなくHUEワークフロー上で確認でき、締結した契約書はHUEワークフローにて保管されるので、DocuSignのアカウントを持たない申請者でも、いつでも契約書面を確認可能。さらに、社内申請と契約書面をひも付けてデータを保管できることから、情報の一元管理も実現するという。さらに、誰が承認し・契約締結を行ったかの証跡が残るため、業務効率化と同時に内部統制の強化も行えるとした。

　なお、システム連携の設定にあたって特別なスキルは必要なく、Webブラウザ操作のみで簡単に設定できるので、管理者に負担をかけずに済むとのことだ。