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dotData、UIを刷新した機械学習プラットフォームの最新版「dotData Enterprise 4.0」をリリース
2025年4月8日 15:20
米dotDataは8日、ノーコード機械学習プラットフォームの最新版となる「dotData Enterprise 4.0」をリリースした。
dotData Enterprise 4.0は、機械学習モデルを開発するための「キャンバス型」インターフェイスを導入した。ユーザーは、業務データをキャンバスへ追加し、目的変数を指定するだけで、dotDataのAIアルゴリズムが自動でデータの関連性を判断し、必要なデータ加工・特徴量の自動設計・予測モデルの構築までを一括して実行する。従来の複雑な設定や専門的な作業を不要にし、誰でも簡単に予測モデルを構築できるシンプルなユーザー体験を提供する。
機械学習プロセスの中核として、dotDataの最新技術である「dotData Feature Factory」を統合した。これにより、特徴量自動設計の進化を取り込み、より精度の高い予測モデルを、従来よりも速く、簡単に構築できると説明。このアーキテクチャ刷新は、今後の新機能や性能改善のスピードを飛躍的に加速させる、dotData Enterpriseの進化にとって極めて重要なマイルストーンだとしている。
また、機械学習に必ずしも精通していない分析チームのために、ユーザーインターフェイスをゼロベースから全面的に刷新した。新バージョンでは、ユーザーエクスペリエンスと使いやすさを最優先に設計し、以前のバージョンで提供されていた一部の高度な機能をあえて削除することで、機械学習モデルの開発プロセスをシンプル化した。特徴量設計やモデル精度の品質は維持されており、シンプルで効率的な予測分析体験を実現した。
一方で、既存ユーザーの利便性と継続性を重視して、旧バージョン(2.xおよび3.x)のクラシックインターフェイスは継承できる設計となって降り、旧バージョンで作成されたデータや特徴量、モデルなど、あらゆる資産がdotData Enterprise 4.0上でもそのまま利用可能で、シームレスに機能する。ユーザーが最新バージョンに移行する際の混乱や学習コストを最小限に抑えつつ、これまでの資産やナレッジをフル活用しながら、新バージョンが提供する多彩な新機能や性能向上をスムーズに活用できる設計だとしている。