ニュース

アライズイノベーション、Azure OpenAI Serviceを使用した企業向け生成AIサービス「AIRealize」を提供

 アライズイノベーション株式会社は1日、企業向け生成AIサービス「AIRealize powered by GPT-4.0(以下、AIRealize)」を提供開始した。

 AIRealizeは、Azure OpenAI Serviceを使用した企業向け生成AIサービス。顧客ごとにプライベートな環境を提供することで、ChatGPTの機能を安心して利用できる。

AIRealize利用イメージ図

 顧客が保有するデータをナレッジベースに登録することで、さまざまな業務で生成AIを活用できる。通常のChatGPTでは回答が困難な、未学習の企業データを参照することで、業務に則した会話や分析を行える。

 アライズイノベーションが提供するAI-OCR「AIRead」や、データ抽出・変換・加工ツール「AIRead ETL Option」と組み合わせて使用することで、紙や画像データ、基幹系・情報系システムのデータをナレッジベースに連携できる。

 AIRealizeの主な機能のうち、「ChatGPT」機能は、ChatGPT 3.5/4.0の標準機能が利用可能。顧客専用環境のため、入力した内容が学習に使われることはない。

 「お問い合わせ(ドキュメントナレッジベース)」機能は、ChatGPTを標準機能で利用するだけでは業務に不十分と感じている顧客に推奨されるサービス。顧客のドキュメントファイルを登録することで、生成AIがドキュメントナレッジベースを参照し、質問に回答する。ヘルプデスク、ナレッジの共有など、導入後すぐに具体的な業務に活用できる。

 「企業検索・分析(専用ナレッジベース)」は、生成AIを活用し、将来を見据えた大胆な業務の効率化、事業の変革を行いたい顧客に推奨されるサービス。顧客の情報を専用のナレッジベースに登録し、生成AIがナレッジベースの検索・分析を行える。顧客のデータと生成AIを組み合わせることで、生成AIの技術を最大限に業務に活用できる。

 サービスの価格は、ChatGPTが利用可能な「AIRealize Basic」が初期費用50万円、利用料年額60万円。ChatGPTと「お問い合わせ」が利用可能な「AIRealize Standard」が初期費用100万円、利用料年額300万円。ChatGPTと「お問い合わせ」「企業検索・分析」が利用可能な「AIRealize Premium」が初期費用200万円、利用料年額600万円。