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アライズイノベーション、事前定義なしで請求書・レシートを読み取れるクラウドAI-OCR「AIRead on Cloud Ver.2.0」

 鈴与グループのアライズイノベーション株式会社は9日、クラウド型AI-OCR「AIRead on Cloud」の新版「同 Ver.2.0」を提供開始すると発表した。新たに、“定義レス”で請求書とレシートの読み取りを行えるようになったという。

 AIRead on Cloudは、同社のAI-OCRである「AIRead」をSaaS型で利用可能なサービス。手書き・活字、定型・非定型など、さまざまな種類の帳票をデータ化でき、フリーピッチの手書き文字、チェックマーク、丸囲み、バーコードなどの読み取りにも対応している。

 今回の新版では、専用エディターで設定した定義での読み取りに加え、事前定義済みのモデルを利用することにより、事前定義なしで請求書とレシートを読み取り可能になった。利用者側での事前設定をすることなく、Webブラウザ操作のみで読み取りが行えるので、請求書やレシートのデータ化が容易に実現できるという。

 AIRead on Cloudでは、読み取りたい帳票の電子データをアップロードし、読み取り方法や定義を選択し実行することで電子データをAIReadが読み取ってくれるが、事前定義なしで読み取る場合は、「事前構築済みモデル定義」から「請求書」「レシート」を選択すればよい。

 電子データ内の日付、金額、相手先名などの読み取り結果はプレビューで確認できるので、結果に誤りなどがあれば修正可能。また、結果をCSVでダウンロードすることもできる。

 料金は月間の読取枚数(ページ数)に応じて課金される仕組みで、価格は、月間100枚までの「Sコース」で月額1万3200円(税込)。