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dotData、“業務部門が主役のビジネスアナリティクス”を実現する人材育成サービス

 米dotDataは21日、「dotData ビジネスアナリティクス人材育成サービス」を発表した。dotDataのAIと生成AIの支援を受けながら、ビジネスアナリティクスの体験と実践を通じて、「データを基にビジネスを分析する能力」を育成し、データドリブンな企業文化の確立を支援するという。サービスは4月より、dotData、株式会社大塚商会、およびdotDataのパートナーを通じて提供される予定。

 「dotData ビジネスアナリティクス人材育成サービス」は、業務部門におけるデータ利活用において必要とされる、データを基点とした業務分析によって戦略や施策を立案できる人材の育成を図るもの。

 受講者はdotData Insightを活用し、dotDataのAIがデータから目的と関連性の高いパターン(特徴量)を見つけ出すほか、生成AIが壁打ち相手となり、結果の解釈や施策立案を対話的に検討する。これにより、データの扱いに不慣れな業務部門や企画部門であっても、データから施策検討までの一連のプロセスを短期間で体験し、習得できるという。

 具体的なプログラムとしては、初級から上級までの3つのプログラムで構成されている。

 初級は、事例の理解やロールプレイを通じて分析結果を解釈し、データ基点で業務改善を考えることができる全社員に求められる、ビジネスアナリティクスの基本的なリテラシーを育成するもの。

 中級では、業務と分析の目的設定、必要なデータの見極め、分析の実施といった一連のプロセスを経験し、ビジネスアナリティクスにおいて最も重要な業務改善テーマの企画能力を、ワークショップを通じて育成する。

 また上級では、中級で策定したテーマをもとに、dotDataの専門チームのサポートを受けながら、業務データの分析と業務施策の検討を実施し、ビジネスアナリティクスの実践能力を育成するとした。

 こうして、データを分析するスキルを持った人材だけではなく、テーマの企画力を持った人材や、業務活用能力を持った人材を育成し、企業におけるデータ利活用の文化や、業務部門におけるビジネスアナリティクスの定着を実現するとのことだ。