ニュース

LINE WORKSの音声記録管理サービス「CLOVA Note β」、フィラー・言い淀みの除去機能を提供

テキストの読みやすさを向上

 LINE WORKS株式会社(旧社名:ワークスモバイルジャパン株式会社)は6日、AI技術を活用した無料の音声記録管理サービス「CLOVA Note β」において、日本語に特化した汎用大規模言語モデル(RoBERTa)を活用し、フィラーや言い淀み(よどみ)を除去する新機能を提供開始したと発表した。

 「CLOVA Note β」は、AI技術を活用した音声記録管理サービス。シンプルで使いやすいUI(ユーザーインターフェイス)を備えており、最大180分の会話を変換可能なため、録音からの書き起こし、会議の議事録作成、授業でのノート作成といった作業の手間を省けるという。言語は日本語だけでなく、英語、韓国語、中国語(簡体字/繁体字)の認識に対応。スマートフォン、タブレット、PCといったのマルチデバイスから利用できる。また3人以上の会話については、AIが話者を区別して、各話者ごとに会話を分けて表示してくれるとのこと。

 今回、同サービスに追加されたフィラー・言い淀み除去機能は、話者が発する「えー」「あのー」といったフィラー・言い淀みをAIが自動的に識別し、除去する技術。これにより、文字起こしされたテキスト内の不要な言葉が削除され、より自然でクリアなテキストに変換できるようになるため、文章全体の読みやすさや理解のしやすさが改善するという。

 なお同機能では、「あの」や「その」のような指示代名詞など、重要な単語が誤って削除されないよう、文脈に応じたテキストの保持または除去が判断されるように調整されているとのことだ。

 また、新規作成ノートにのみ適用され、過去作成されたノートには適用されない。適用は自動的に行われるため、アプリのアップデートを行う必要はないとしている。