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鈴与シンワート、アルコールチェックサービス「あさレポ」にビデオ点呼機能を追加

ドライバーの状態を視覚的にも確認可能

 鈴与シンワート株式会社は5日、運転前アルコールチェック&検温クラウドサービス「あさレポ」の追加機能として、「ビデオ点呼機能」を提供開始したと発表した。

 「あさレポ」は、運転前のアルコールチェックと検温記録を、専用のクラウドサーバーで一元管理するサービス。運転前に利用することで、酒気帯び運転や発熱時運転を予防できるという。

 今回追加された「ビデオ点呼機能」は、遠隔地にいるドライバーの顔を視認しながら点呼を行える機能。ドライバーは「あさレポ」でアルコールチェックをした後、シームレスに管理者とビデオ通話(点呼)を行え、従来の電話による点呼と異なり、ドライバーの状態を視覚的にも確認できる点が特徴とした。

 また、点呼時の状況を録画し、電磁的記録として90日間の保存が可能。クラウドサーバーで保存されるため、管理画面からいつでも閲覧できる。

 なお貸切バスの安全性向上に向けた対策のため、2023年10月10日に、国土交通省から「貸切バスの安全性向上に向けた対策のための制度改正」が公布されており、それに伴って、4月1日から「録音及び録画による点呼とその記録の保存が義務化」が施行される。今回の「ビデオ点呼機能」は、これに対応するための機能強化とのこと。さらに、4月から限定解禁される、ライドシェアに対応する安全運転管理サービスとしても利用可能としている。