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鈴与シンワート、運転前アルコールチェックサービス「あさレポ」に多言語対応機能を追加

 鈴与シンワート株式会社は7日、運転前アルコールチェック&検温クラウドサービス「あさレポ」の追加機能として、「多言語対応機能」を2024年5月から提供すると発表した。3月リリースの「ビデオ点呼機能」と併せ、4月から限定解禁されるライドシェアに対応する安全運転管理サービスとして提供する。

 「あさレポ」は、運転前のアルコールチェックと検温記録を、専用のクラウドサーバーで一元管理するサービス。運転前に利用することで酒気帯び運転や発熱時運転を予防する。道交法のアルコール検知器使用義務、2024年4月1日施行の旅客自動車運送事業運輸規則改正などに対応する。

 政府は、2024年4月からタクシーが不足する地域や時間帯に限り、タクシー事業者がライドシェアの運行管理をするなどの条件のもと、ライドシェアを限定解禁する方針を決めている。ライドシェアの実施にあたっては、タクシー事業者がドライバーへの教育や車両整備、運行管理を行う。また、事故が発生した際は、タクシー事業者が責任を負うため、アルコールチェックをはじめとした安全運転管理が必要となる。

 多言語対応機能は、外国人ライドシェア運転手を管理するタクシー事業者向けのアルコールチェックサービス。アルコールチェックのアプリケーションを英語および中国語で操作できる。外国人ライドシェア運転手は使用言語に対するストレスが解消され、タクシー事業者にとっても安心して利用できるとしている。

 ビデオ点呼機能は、遠隔地にいる運転手の顔を視認しながら点呼ができるサービス。運転手と管理者は、「あさレポ」のアプリでアルコールチェック後、シームレスにビデオ通話ができる。従来の電話による点呼と異なり、運転手の状態を聴覚的だけでなく視覚的にも確認できる。ビデオ通話の記録はクラウドサーバーで保存し、いつでも確認画面から閲覧できる。