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PFU、業務用スキャナー「fiシリーズ」向けキャプチャソフトのユーザビリティを強化

PaperStream Capture/Capture Proの新版「4.0.0」を提供

 株式会社PFUは2月29日、業務用イメージスキャナー「fiシリーズ」のキャプチャリングソフトウェア「PaperStream Capture」「同 Capture Pro」をリニューアルし、新版「4.0.0」を提供すると発表した。対象のソフトウェアを利用しているユーザーは、「fiシリーズソフトウェアダウンロードページ」より、無料でアップデートプログラムをダウンロードできる。

 PaperStream Captureは、紙文章のスキャンから、画像確認、保存までを簡単な操作で行える、業務用スキャナー「fiシリーズ」に標準添付のキャプチャリングソフト。またPaperStream Capture Proは、PaperStream Captureの機能を強化した有償版のソフトである。

 今回のリニューアルでは、まず、目的に特化したスキャナーの読取設定を容易に行える「かんたん作成」モードが追加された。スキャン後のデータ活用を効率化する「画像として保存」「仕分けして保存」「データを抽出し保存」の3つの選択肢を用意しており、目的に合ったスキャン方法を選択すると、読取設定に必要な項目が順番に表示され、画面の表示に従って選択するだけで、迷うことなく設定を行えるとのこと。

スキャンする目的が分かれているため、迷うことなく設定可能という

 このうち「仕分けして保存」は、スキャン後のデータ整理の手間軽減を目的としており、例えば、バーコードを使って納品書を取引先ごとのフォルダーに分けて保存したい場合、「仕分けして保存」からジョブを作成することで、ファイルの分割や保存先を振り分けられるという。PFUでは、まとめてスキャンしたイメージデータを自動的に仕分けて保存できるため、スキャン後のデータ整理の手間が削減されると、その効果を説明している。

 また、「データを抽出し保存」は、情報の検索性向上を目的としたもの。伝票番号や注文書番号をファイル名に設定するなど、原稿に含まれる情報を有効活用したい場合、「データを抽出し保存」からジョブを作成し、スキャンした原稿の定位置に印字されたテキストや、バーコードを認識して出力・活用することで、スキャン後のデータ検索を容易に行えるようになるとしている。

 さらに今回は、BPOなどの集中入力現場において、大量のジョブを作成して運用している場合でも、目的のジョブを検索できる「絞り込み機能」が追加された。このほかにも、集中入力シーンにおいて読取作業のスピードアップに有効な機能強化が行われているとのこと。