ニュース

TD SYNNEX、Microsoft Azureの運用保守サービス「Azure Managed Service」を提供

 TD SYNNEX株式会社は8日、ビジネスの成長をサポートするためのクラウドサービスの運用保守をリーズナブルに実現する「Azure Managed Service」を提供開始すると発表した。サービスにより、企業のクラウド運用における複雑な課題に対応し、持続可能なビジネス成長を促進するとしている。

 TD SYNNEXでは、企業はDXの進展に伴い、クラウドサービスの導入が一般化しているが、それに合わせて顧客の現場において、専門的な技術者の不足や、連続した安定運用の確保など、多くの課題が顕在化していると説明。こうしたニーズに応える形で、Microsoft Azureの運用と管理を簡素化し、企業のデジタル化を支援するため運用保守サービスを提供するとしている。

 Azure Managed Serviceは、顧客のリソースやサービスの価値を継続的に高めることを目的とした、Microsoft Azureの保守・運用監視マネージドサービス。24時間365日のサポート体制で、専門家による随時のサポートにより、運用上の不安を解消。TD SYNNEXのアジア太平洋地域の専門エンジニアと日本のプロジェクトマネージャーの連携により、グローバルな専門知識と地域に即したサービスを提供する。

 TD SYNNEXのアジア太平洋地域での実績と、経験豊かなチームによる信頼性の高いサービスを、リーズナブルな価格で提供。定期的なリスク評価と最適化アドバイスにより、クラウド環境を最良の状態に維持するとしている。

 サービスでは、単なるインフラのメンテナンスや、連絡を受けてから課題に対処するだけではなく、顧客のビジネス目標に焦点を当てたきめ細かなサービスを提供すると説明。サービスの提供前に顧客と、「どのリソースに」「どのようなアラートが」「どのような頻度・時間に起きたら」「誰が」「どのようなアクションを取るか」について柔軟に対応するマスターマニュアル「Runbook」を作成し、それに従って運用する。四半期ごとにクラウド環境のリスク評価、残リソース状況報告や推奨構成へのアドバイスを行う。

 顧客はクラウド上のリソース監視を行う必要がなく、TD SYNNEXで問題や障害を予見・検知する。さらに、各テクノロジー領域の専門エンジニアによる24時間365日のサポート/メンテナンスを提供することに加えて、顧客の目標を理解し、ビジネスをサポートする。運用監視の体制を自社で持つことができない販売店も、TD SYNNEXが提供するAzure Managed Serviceを再販することで、ビジネス機会を拡大できるとしている。

 Azure Managed Serviceの参考価格は、月額2万円(税別)から。

監視体制