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TD SYNNEXがAWSジャパンとの連携を強化、4つの主要領域で国内企業のクラウドニーズに対応

 TD SYNNEX株式会社は12日は、Amazon Web Services(AWS)の日本法人であるアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWSジャパン)との連携を強化し、日本において、AWSのさまざまなサービスを提供するための取り組みを推進すると発表した。

 TD SYNNEXでは4つの主要領域で、日本企業のクラウドソリューションニーズに対応するという。

 1つ目の領域は、AWSとオンプレミスのインフラを組み合わせた、ハイブリッドクラウドの提案および関連ソリューションの拡充である。これにより、日本市場の多様なクラウドニーズに応えるほか、Equinixの国内ディストリビューターとしての強みも生かして、AWSとの接続サービスを一元的に提供し、信頼性の高い相互間接続と効率的なクラウド運用をサポートするとした。

 2つ目はISV+DevOpsの推進で、TD SYNNEX独自の「ISV Solution Factory」を通じて、ISVパートナーが提供するソフトウェアのSaaS化やDevOps環境での最適化を支援する。これによりISVパートナーは、市場での競争力を高め、開発効率を向上させることができるとのこと。

 3つ目となるパブリックセクターへの注力では、グローバルでのさまざまな実績を生かして、国内でも公共分野に特化したAWSのサービスを提供する。特に教育分野では、GIGAスクール構想を通じて培った専門知見を活用し、公共部門のクラウドシフトを推進するとしている。

 また4つ目として、データ分析とAI活用の促進を挙げた。TD SYNNEXは、AWSへのクラウドマイグレーションをサポートするだけでなく、自社で取り扱いのある、AWSと連携するデータアナリティクスソリューションとの提案を強化したい考え。さらに、TD SYNNEXのグローバルプログラム「Destination AI」を日本に展開し、データ駆動型ビジネスの成長を支援する。

 なおTD SYNNEXは、AWSのグローバルパートナーとして、Migration Acceleration Program(MAP)やWell Architected Partner Program(WAPP)を通じたビジネス推進に取り組んでいるほか、世界で400名以上のAWS認定資格者を有しており、技術的な支援を行うエキスパートチームによって、導入から運用までのフルサポートを提供できるとのことだ。