TD SYNNEX、Google Workspaceを活用した建設業向け業務改善パッケージを提供

　TD SYNNEX株式会社は8日、建設業界の業務効率化と生産性向上を目的として、Google Workspaceを活用した「【建設業向け】業務改善10Xパッケージ」を提供開始した。

　建設業界は多くの課題を抱える中、デジタル技術の活用が注目されているが、多くの企業がDXの実現には至っていないのが現状だと説明。その背景には、アナログ的な現場作業が主体であることや、現代のデジタル技術が建設業の特有の生産プロセスに対応しきれないことが挙げられるとしている。

　さらに、建設業界は人手不足やノウハウの継承問題といった困難に直面しており、働き手の確保や、現場の負担軽減、ノウハウの継承はDXによって解決される可能性が高まっており、建設業界のDXは単なる技術の導入ではなく、業界の根本的な課題解決の鍵となるものであり、その実現が急務となっているとしている。

　こうした状況を受け、建設DXに取り組んだ平山建設株式会社と、DX導入／活用定着サポートのイーディーエル株式会社が共同開発したパッケージを、Google CloudディストリビューターであるTD SYNNEXが販売する。

　パッケージは大きく3つの要素で構成され、「建設業界でのGoogle Workspace活用における12の成功事例」「具体的な活用イメージがつかめ、即自社の業務に応用できるテンプレート」「活用のための解説動画」により、Google Workspaceを中心とした業務改善への取り組みをスピーディにサポートでき、労働環境の是正が求められる2024年問題へ、いち早く効率的に対応できるとしている。

　TD SYNNEXでは本パッケージ提供開始に合わせて、業務改善10Xパッケージを活用したデモンストレーションを行うセミナーを11月24日に開催する。また、TD SYNNEXとイーディーエルは、Google Workspaceを最大限に活用するためのソリューションを共同で展開しており、今後は建設業界のみならず、デジタル変革が進む各業界に特化した「10Xパッケージ」を提供することで、国内全体におけるDXの推進をサポートしていくとしている。