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業務デジタル化クラウド「SmartDB」とインボイス管理サービス「Bill One」がAPI連携

請求書関連の業務プロセス全体を一気通貫でデジタル化可能に

 株式会社ドリーム・アーツは24日、Sansan株式会社のインボイス管理サービス「Bill One」と、自社の大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB」がクラウドAPI連携したと発表した。両サービスを連携するサンプルプログラムを1月より提供開始する。

 Bill Oneは、郵送で届く紙の請求書やメールに添付されるPDFの請求書など、さまざまな請求書をオンラインで受領・データ化する請求書管理サービス。クラウド上で請求書を受領するサービスとしてスタートした後、請求書の発行・送付機能、請求書の作成機能を追加するなど、継続的に機能強化が行われている。

 一方のSmartDBは、現場主体で業務プロセスの完全デジタル化を実現できるワークフローと、Webデータベース機能を備えたノーコード/ローコード開発プラットフォーム。ドラッグ&ドロップだけで入力フォームの作成を行える機能などを備えており、現場担当者自ら業務アプリを開発可能という。

 今回、両サービスのAPI連携によって、請求書関連の業務プロセス全体を一気通貫でデジタル化可能になるという。具体的には、SmartDBで稟議(りんぎ)申請、予算管理など、請求書受領前の業務プロセスのデジタル化を実施。その後、請求書の受領をBill Oneで行うと、受領した請求書の情報を正確にデータ化するとともに、適格請求書の要件を満たすかどうかの自動判定なども行える。

 また請求書データは、API経由で自動的にSmartDBへ連携。支払申請では、稟議書などの関連情報を含めた確認を行い、承認後は基幹システムに確定情報が連携される。こうした形で、請求書に関連する前後の業務を含めたデジタル化することによって、一連の業務効率化を実現するとした。

 加えて、APIによる連携により、従来のシステム開発と比較して実現コストや実装後のメンテナンス工数を削減できるとともに、両製品それぞれの機能や仕様の変更にも影響を受けないため、手軽に連携を行える点もメリットとのこと。

SmartDBとBill Oneの連携概要