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WHI HDの「COMPANY Talent Management」、自社制度を踏まえた提案が可能なカスタムAIエージェントを提供

「モチベーションサーベイ」領域から提供開始

 株式会社WHI Holdings(以下、WHI HD)は21日、タレントマネジメントシステム「COMPANY Talent Managementシリーズ」(以下、CTM2.0)に、自社固有の人事制度や組織特性などの情報を踏まえ、人事データの分析から改善施策の提示までを一貫して担うAIエージェントを搭載したと発表した。

 「CTM2.0」は、Works Human Intelligenceが提供する大手法人向け統合人事システム「COMPANY」と、サイダスが提供するタレントマネジメントシステム「CYDAS」が融合した製品。「COMPANY」の人材データに、「CYDAS」のノウハウや直感的なUI/UX、AI技術を組み合わせることで、精度の高い人材データの分析と活用を可能にしている。

 今回は同製品において、自社固有の情報を読み込んだ「カスタムAIエージェント」を新たに搭載し、まずは「モチベーションサーベイ」を対象として提供を開始した。

 このカスタムAIエージェントでは、サーベイの自由記述回答やエンゲージメントスコアを基に、課題の抽出から改善施策の提示までを一貫して実施できる点が特徴となる。従来の汎用的なAI分析では、「30代社員のモチベーションが低下している」といった、年齢などの一般的な属性に基づく傾向把握にとどまり、どの層に対してどのような対応が必要かまでは把握しづらいケースが多く見られたが、新機能では、各企業の人材定義や評価基準を踏まえたうえで、等級(グレード)や評価ごとにどのような課題が発生しているかを具体的に特定できるとのこと。

 例えば、自社の評価基準で優秀人材と定義されるA・B評価層に対し、「成長機会」や「評価制度への納得感」に関する不満が見られ、エンゲージメント低下や離職リスクの兆候が生じている、といったように、それぞれの評価基準に基づいた分析が可能だ。さらに、抽出された課題に対しては、「キャリア自律を目的とした1on1の実施」や「挑戦的な業務へのアサイン」など、具体的な改善アクションまでを提示する。

自社に最適化された課題分析と改善施策の提案

 また、評価制度資料や等級定義書などの既存ドキュメントや社内ルールをアップロードするだけで、自社に特化したAIエージェントをすぐに活用できる点も特徴だ。「モチベーションサーベイ」に組み込まれているため、アップロードした制度ドキュメントとサーベイデータを自動的に統合・解釈でき、従来の汎用的なAIで必要とされていた、個別のデータ加工やプロンプト設計を行うことなく、自社の制度や運用実態を踏まえた分析を行える。このため、人事担当者自身で設定から活用までを完結でき、個人のITスキルに依存せず、一定の品質で分析結果と改善施策を提示可能になったとしている。