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テラスカイ、Salesforceの画面開発ツール新版「SkyVisualEditor V20.0」を提供

 株式会社テラスカイは18日、Salesforceの画面開発ツール「SkyVisualEditor」を、12月17日にV20.0にバージョンアップしたと発表した。

 バージョンアップでは、SkyVisualEditor LCの「フレキシブルデータテーブル」の機能追加を行った。フレキシブルデータテーブルにインライン編集機能が追加され、コンポーネント上でレコードの更新が可能になった。インライン編集機能では、「編集した項目」「保存時エラー発生した項目」「エラー発生後に修正した項目」を背景色やアイコン表示により視覚的にわかりやすく表示。レコード保存時に発生したエラーは、フレキシブルデータテーブル上部に分かりやすく一覧表示する。SalesforceモバイルアプリおよびiPad Safariに対応。インライン編集1回で最大500件までレコード更新ができる。

フレキシブルデータテーブルインライン編集機能の特徴

 また、フレキシブルデータテーブルの初期表示時に使用する、デフォルトのレイアウトが設定可能になった。これにより、画面やコンポーネントを更新する度に、フレキシブルデータテーブルが初期レイアウトにリセットされることがなくった。「システム管理者による基本設定」と「各利用ユーザーによるレイアウト設定」の両方でデフォルトレイアウトは設定可能なため、全ユーザーで共通となるレイアウトを指定しつつ、ユーザー側で自身に合わせたデフォルトレイアウトの適用が可能となる。

 さらに、フレキシブルデータテーブルで利用可能な項目の指定や、各機能のオン/オフなど、詳細な機能設定ができるようになった。この機能設定は、Salesforce組織としての共通の設定だけでなく、特定ユーザーに対する個別の設定も可能。全ユーザーに共通で適用される「基本設定」と、特定ユーザーのみ優先して適用される「ユーザー設定」の2種類の設定があるため、「CSVエクスポートは基本設定では利用不可だが、特定ユーザーのみ利用可能にする」といったカスタマイズが可能となる。

 このほか、Studio上で配置したレイアウトの表示切り替えを実現する新ユニット「カスタムトグルボタン」が追加。カスタムトグルボタンでは、左右それぞれのボタンでコンポーネント内に配置したレイアウトの表示・非表示の切り替えが可能なため、対象コンポーネントの業務用途に合わせて、必要な項目や機能を配置したレイアウトのみを出し分けられる。