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京セラみらいエンビジョン、小規模導入に適したローカル5Gソリューションのエントリーモデル「OmniPOD Lite」

 京セラみらいエンビジョン株式会社は7日、台湾Quanta Cloud Technology(以下、QCT)のSub6帯対応ローカル5Gソリューションのエントリーモデル「OmniPOD Lite」に関して、国内販売を開始したと発表した。

 ローカル5Gは、通信事業者(キャリア)が提供する広域エリアの5Gネットワークとは異なり、企業や自治体などが独自で基地局を設置してエリアを構築する、専用の5Gネットワークのこと。大容量・低遅延・多接続といった5Gのメリットを、他のユーザーから影響を受けずに利用可能となるが、現状では、PoCや小規模商用環境のトライアル段階での利用が多いことから、今回はローカル5Gソリューションのエントリーモデルとして、OmniPOD Liteを販売するという。

 そのOmniPOD Liteは、最大2Cell、UE同時接続数が100台と、従来モデルの「OmniPOD」と比べて小規模な環境を対象としており、コアの冗長機能も省かれている。このため、イニシャルコストを抑えたローカル5Gネットワークの構築が可能になるとした。

 また、従来機種が提供している機能へのアップグレードも可能で、将来の商用化やネットワーク規模の拡張を見据えた導入にも対応するとのことだ。