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オプテージ、AI機能を搭載したクラウド型監視カメラサービス「IOPT CAM」

内部ストレージの搭載によりオフライン時の録画映像欠損を防止

 株式会社オプテージは7日、クラウド型の監視カメラサービス「IOPT CAM(アイオプト カム)」を、2024年4月より販売開始すると発表した。24時間365日監視体制の自社グループ・国内クラウドサーバー環境を用いた映像管理システムからカメラまでを独自開発・構築しているため、高品質なサービスを提供できるとしている。

 IOPT CAMは、カメラ本体から録画用のクラウドサーバー、映像管理システムまでをワンパッケージで提供するクラウドカメラサービス。IPカメラで録画した映像の保存・管理にはクラウドサーバーを利用することで、さまざまな場所や時間、端末での視聴を可能にしているほか、保存データは暗号化によって保護するため、高いセキュリティを確保しているという。

 またクラウドカメラは、フルHD/25fpsの映像に対応。月明りでもカラー映像が閲覧・録画可能な「IOPT Sight」機能や、さまざまなAI機能を搭載した。AI機能では、人物/車両の識別機能が備わっているため、人物や車両を検知したときだけの映像録画が可能。ラインクロス(指定ライン通過を検知する機能)やエリア侵入検知を利用すれば、目的に沿った検知ができ、カメラから駐車禁止や進入禁止などを知らせる音声アラームの発報にも対応する。また、これらのAI機能によって検知したアラームは、管理者にリアルタイムで通知可能だ。

 さらに、オフライン時に録画映像を一時保存するためのストレージ(eMMC)も備えており、オンライン復帰後にサーバーへアップロードする仕組みによって、万一、クラウドサーバーとの間で通信障害が発生した場合でも、録画映像の欠損が生じない

 カメラは、エントランスなどの天井設置に適したドーム型と、駐車場などの壁面設置に適したバレット型を用意する。価格は、録画データの保存日数などに応じた個別見積もり。