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ラネクシー、イメージバックアップツール「ActiveImage Protector 2022-RE」の新版を販売

バックアップデータの安全性を高める新オプションなどを提供

 株式会社ラネクシーは29日、株式会社アクティファイが開発するシステム/データ保護ソリューション「ActiveImage Protector 2022-RE」の新版を提供開始すると発表した。バックアップデータの安全性を高める新オプションや、即時復元機能の追加など、さまざまな機能強化が行われている。

 ActiveImage Protector 2022-REは、サーバー/クライアント向けの物理・仮想環境両方で使えるイメージバックアップツール。セクターコピーにより、システム、アプリケーション、データを丸ごとバックアップし、イメージファイルとして保存することができる。システム障害などの際には、ファイル/フォルダー単位での復元はもちろん、OSを含めた全ての復元を一括して簡単に処理できるとのこと。また、バックアップ元となったマシンが故障している場合には、別の物理マシンや仮想マシンに復元することも可能だ。

 今回の新版では、ランサムウェア対策として安全性を高めつつ、高速・効率的なバックアップを実現する新機能「Actiphy StorageServerオプション」を搭載した。

 このオプションでは、保存先のサーバーに専用のバケットを作成し、ActiveImage Protector 2022-REの専用の保存先とすることで、ネットワークを共有せず独立した運用が可能となる。このため、ランサムウェアなどのマルウェアからバックアップファイルを安全に保護できるほか、SSDなどの高速ストレージをキャッシュデバイスとして追加することにより、安定した処理速度でバックアップを実行可能になるとした。

 さらに、ボリュームのI/Oを監視し、変更箇所をトラッキングして増分を作成する「トラッキングドライバー」も提供される。通常のデバイスドライバーでは、インストール時にOSの再起動が必要となるが、トラッキングドライバーではOSの再起動が必要ないため、平常時の利便性を高められるとのことだ。

 このほか、事業の継続性を強力に支援するための即時復元機能「QuickRecovery」、オフライン環境などでの復元を容易にする「Recovery Media Maker」を搭載。VMware vSphereの新しいディスク形式であるFCD(First Class Disk)にも対応している。