ファーストアカウンティング、電子帳簿保存法のAI-OCRソリューションを提供

　ファーストアカウンティング株式会社は21日、AI-OCRソリューション「Remota」において、電子帳簿保存法に対応した新ソリューション「Remota電帳法対応ソリューション」を販売開始したと発表した。

　Remota電帳法対応ソリューションは、受領した請求書をデータ化し、電子帳簿保存法に対応した形で保存するサービス。紙、電子データ（PDF）で受領した請求書をAI-OCRによって読み取り、検索要件として記録が必要な「取引年月日」「金額」「取引先」をはじめとした請求情報をデータ化した上で、保存要件を満たし、訂正・削除できない形での電子保存を行うという。

　請求書は、PDF化してRemotaへ直接アップロード、専用メールアドレスへの送信、連携されたBoxの専用フォルダへのコピーなどを行うと、取り込みとデータ化が実行される仕組み。取り込み方法ごとに、対応したIDやメールアドレスが、保存者情報として記録される。

　なおデータ化の結果は、原本画像ファイルと並べて確認できるほか、システム取込日を記録し、改訂・削除を行えない画像データとして10年間保管される。また画像ファイルから、保存要件情報の「解像度」「画素数」「カラー情報（カラー or 白黒）」を表示し、保存要件を満たしているかどうかを確認可能。加えて、データ化された項目については、範囲を指定しての検索や、複数の項目を組み合わせた検索に対応する。

　なおRemota電帳法対応ソリューションは、2023年10月からのインボイス制度開始以降、Peppol形式にて受け取る電子インボイスデータの保存や検索にも対応する予定。また請求書に加え、そのほかの国税関係書類の保存要件への対応も検討するとしている。