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WHI、企業の人的資本マネジメントを実現する「COMPANY Talent Management」に人的資本開示・分析機能を追加

 株式会社Works Human Intelligence(以下、WHI)は6日、企業の人的資本マネジメントを実現する「COMPANY Talent Management」に、人的資本開示と分析を実現し、目標設定やモニタリングまでトータルで支援する新機能「Human Capital Insight」をリリースしたと発表した。

 企業は、普段の業務の中で、統合人事システム「COMPANY」を利用することで、発令・給与・勤怠といった人事業務に関する情報から、スキル・教育・評価といった従業員に関する情報まで、人的資本開示の元となるデータがCOMPANYに蓄積・管理されていく。これらのデータを用いたスムーズな人的資本開示および分析を実現するために、COMPANY Talent Managementに新機能となるHuman Capital Insightを追加した。

 有価証券報告書に記載が義務化された3指標や女性活躍推進法、くるみん認定といった、法律・ガイドラインなどで開示が求められる項目を、COMPANYに蓄積しているデータを用いて即時に可視化できるとともに、各項目から詳細情報へのドリルダウンによる分析、さらには同業種・同規模他社との比較による目標設定やモニタリングの支援まで、人的資本開示で必要となるあらゆる業務をトータルでサポートする。Human Capital Insightを活用することで、客観的なデータに基づいた目標設定、達成状況の継続的なモニタリング、詳細情報を活用した原因分析や対策立案といった、人的資本マネジメントのPDCAサイクルを回すことが可能となる。

 Human Capital Insightには、法律・ガイドラインなどで開示が求められる項目がプリセットされている。開示する項目に対して、COMPANYに蓄積しているデータを連携し、即時に可視化できる。COMPANY Talent Managementでは、開示のためにさまざまなシステムから必要なデータを収集した上で、加工・集計するといった作業は必要ない。対応項目は随時追加し、管理職年齢分布、中途採用比率等、必要とされるあらゆる項目に対応する予定。

 開示項目からグループ個社の情報、各部門の情報、元となる従業員の人事情報まで、より詳細な情報へとドリルダウンすることが可能。各項目に対するグループ全体での傾向分析だけでなく、具体的なデータを用いての原因分析や対策立案を実現できる。

 項目ごとに、機能を利用している企業全体の平均値や業種別の平均値、規模別の平均値といったデータを参照できる。他社データの取得には手間や費用がかかり、自社データと比較するためには加工の必要もあるが、同機能を用いることで自社データと他社データの比較を容易に実現できる。

 WHIは、COMPANY Talent Managementの拡充を通じて、日本企業の人的資本マネジメントを統合的に支援し、従業員と企業が真価を発揮できる環境の実現に努めていくとしている。