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ウイングアーク1stの電子帳票基盤「invoiceAgent」、UiPath Business Automation Platformと連携

適格請求書発行事業者の判定、必要項目の入力自動化などで作業効率が向上

 ウイングアーク1st株式会社は2日、自社の電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」が、UiPath株式会社の自動化プラットフォーム「UiPath Business Automation Platform」と連携すると発表した。

 invoiceAgentは、請求書、支払通知書、注文書、納品書など、さまざまな企業間取引文書の電子化と配信・返信を可能にする電子帳票プラットフォーム。一方のUiPath Business Automation Platformは、RPAをはじめとするさまざまな機能により、企業の業務自動化を支援するプラットフォームである。

 今回の両製品の連携では、以下の項目が自動化可能になるという。

・適格請求書の内容確認作業(請求書の分類、インボイス交付の義務有無、交付義務なしの理由)
・インボイス制度対応のために業務上必要な項目(金額、項目、適格簡易請求書、適格請求書の交付義務の有無)と、電子保管をする際に必要な電子帳簿保存法で定められた必要項目(取引先、取引金額、取引日付)の入力
・適格請求書発行事業者番号と事業者名の照合
・各システムへの必要項目の連携

 なおウイングアーク1stとUiPathでは、2020年にテクノロジーパートナー契約を締結し、RPA分野で技術連携を強化してきたが、今回の連携により、帳票の読み取り・検証と各種システムへの入力を対象とした場合、作業時間をおよそ4分の1まで効率化できる見込みであると、その効果を説明している。