ウイングアークとUiPathが連携強化、定型業務の効率化からオペレーションの自動化までを支援

　ウイングアーク1st株式会社は22日、UiPath株式会社とテクノロジーパートナー契約を締結し、RPA分野で技術連携を強化すると発表した。

　両社ではこれに伴い、ウイングアーク1stのドキュメント管理ソリューション「SPA」、BIダッシュボード「MotionBoard」と、UiPathのRPAソリューション「UiPath Platform」（以下、UiPath）を連携させ、定型業務の効率化からオペレーションの自動化までの技術連携を強化するという。

　具体的には、SPAのAI-OCR機能で紙文書をデータ化するとともに、UiPathによって入力・転記作業を自動化し、業務システムに投入することで、効率化とミスを防ぐ運用が実現するとした。

　またSPAは、公益社団法人 日本文書情報マネジメント協会（JIIMA）から「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証」を取得しており、SPAの提供する文書管理機能は電子帳簿保存法へ対応可能とのこと。

　一方のMotionBoardでは、UiPathによって特定のシステムから出力された、自動化の状況を示すCSVやExcel等のファイルをBI側に取り込んで可視化し、フローの自動化状況の把握に役立てられるという。

　こうして、企業内における自動化の進ちょくや深度を可視化できるほか、ロボットごとの利用頻度を可視化すれば、より精度の高い自動化の環境が整備される点もメリット。さらに、その利用状況を週次や月次レポートとして確認可能になることから、企業におけるデジタル化を促進できるとアピールしている。