ニュース

ウイングアーク1st、大規模環境向けのクラウド型統合帳票基盤サービス「invoiceAgent Enterprise Cloud」

共通基盤環境を専用のクラウド環境から提供

 ウイングアーク1st株式会社は、大規模な帳票の共通基盤を専用のクラウド環境で実現する「invoiceAgent Enterprise Cloud」を、11月1日より提供開始すると発表した。価格は月額220万円からで、初期費用が別途必要になる

 invoiceAgent Enterprise Cloudは、日単位で数十万リクエストの帳票出力、数万ユーザーによる利用、数億ファイルの文書保管、数十万件以上の受配信にスムーズに対応可能なスケーラビリティを持つ、大企業向けの統合帳票基盤サービス。各業務アプリケーションとWeb APIまたは専用APIで連携し、利用企業の要件に合わせた帳票処理を設定できるという。

 また業務の運用担当者は、統合されたインターフェイスを用いて、印刷、文書検索・確認、ダウンロード、配信等を実行可能。システム管理者は各業務アプリケーション側の管理の仕組みを省力化できるとした。

 帳票は、配布する部門ごとに印刷・アーカイブ・データ保管等の処理形態を選択可能となっており、例えば法定帳票の管理の場合、帳票IDごとに帳票の処理形態を切り替えたり、アーカイブ時に証憑帳票としてタイムスタンプを付与して管理したり、といった運用を行える。

 なおシステム面では、ウイングアーク1stが提供している、大量の印刷を分散させる印刷管理機能を備えた帳票基盤ソリューション「SVF」や、企業間の帳票による商取引をスムーズにする電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」、データ分析基盤「Dr.Sum」など、必要に合わせた機能を組み合わせた形となっており、同社がインテグレーションサービスとともに提供するとのこと。