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NTT東日本、「おまかせサイバーみまもり」にサイバー保険を付帯 「おまかせアンチウイルス」はEDR機能を追加した新プランを提供

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は19日、社内ネットワークを守るUTM機能に加えて、有事の際に復旧支援するサービス「おまかせサイバーみまもり」について、サービスを利用するになるすべての顧客を対象として、サイバーセキュリティ事故時に生じる対応費用などを補償するサイバー保険を、11月1日から付帯すると発表した。

 また、同じく11月1日から、法人向けクラウド型ウイルス対策サービス「おまかせアンチウイルス」において、マルウェア侵入後の「早期発見」「感染拡大防止」「復旧支援」を実現するEDR機能と、これらを一元的にサポートデスクにてフォローする機能を備える「おまかせアンチウイルスEDRプラス」を提供する。

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 「おまかせサイバーみまもり」では、UTMとしてのネットワークセキュリティ機能に加え、サポートデスクによる通信状況のモニタリングやウイルス感染時の復旧支援を提供している。

 今回、グループ会社の株式会社NTT Risk Managerとの連携により、「おまかせサイバーみまもり」を利用するすべての顧客を対象として、サービスにサイバー保険を付帯する。

 サイバー保険では、万が一マルウェアに感染した場合の影響調査・初動対応~復旧の費用などを補償する。保険機能は自動付帯されるため、現在「おまかせサイバーみまもり」を利用中の顧客は、新たに申し込みや追加料金の支払いは不要で利用できる。サイバー保険の補償金額は20万円。補償内容は損害賠償責任で、サイバーセキュリティ事故対応費用は、サイバー攻撃対応費用、原因・被害範囲調査費用、相談費用、データなど復旧費用。

 「おまかせアンチウイルス」では、ウイルスの侵入を検知・防御するウイルス対策ソフトの機能に加え、セキュリティサポートデスクによるセキュリティ監視および設定代行などを提供している。

 新たに提供する「おまかせアンチウイルスEDRプラス」は、上記のサービスに加え、万が一ウイルスが端末に侵入した場合にも早期に発見し、他端末への感染拡大を未然に防止するEDR機能を提供する。セキュリティサポートデスクが、ウイルス感染時の詳細調査・端末隔離・復旧支援まで一元的にサポートする。

 おまかせアンチウイルスEDRプラスの利用料(税込)は、1~9ライセンスの場合で月額1210円、10~99ライセンスの場合で月額1155円、100ライセンス以上の場合で月額1100円。

 NTT東日本では、今回の機能追加により、マルウェア侵入前だけでなく、侵入後にも備えた一層手厚い対処やサポート体制を実現する「おまかせサイバーみまもり」と「おまかせアンチウイルスEDRプラス」の提供を通じ、地域企業顧客の情報セキュリティ対策を支援していくとしている。