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人事労務クラウド「freee人事労務」、2023年度の年末調整機能を提供開始

LINE WORKSとの連携アプリからも年末調整が可能に

 freee株式会社は17日、freeeのクラウド型人事労務システム「freee人事労務」において、2023年度版の年末調整機能を提供開始したと発表した。また今年度は、freee人事労務と、ワークスモバイルジャパン株式会社(ワークスモバイル)のビジネスチャット「LINE WORKS」との連携アプリケーション「チャットで勤怠(freee人事労務)」からも、年末調整対応が可能になったという。

 freee人事労務は、中小企業の人事労務管理の効率化を支援するクラウドサービス。勤怠管理や給与計算から、年末調整、入退社手続きなどの業務までを一気通貫で効率化できる点が特徴としている。

 今年度の年末調整機能においては、前職の源泉徴収票の情報を従業員が入力したりファイル添付したりできるように、機能を改善した。これによって、労務担当者が事前に源泉徴収票の原本を受け取り、転記する必要がなくなるとのこと。

 また従来は、年末調整情報の収集は入力項目分類ごとの進捗を円グラフで表示していたが、年末調整に関するタスクは「管理者が行うタスク」と「従業員が行うタスク」の2つがあり、ますがこれらのタスクベースでの全体進捗を管理できる画面がなかったという。そこで今年度からは、タスクを年末調整のホーム画面上の一覧で可視化し、タスクごとの進捗状況を直感的にわかりやすい設計に刷新した。年末調整のステータスごとの状況も、「入力中」「確認中」で項目別に確認できる。

 さらに今年度は、LINE WORKSとfreee人事労務を連携するアプリケーション「チャットで勤怠(freee人事労務)」から、年末調整が開始された際の通知を行えるほか、従業員による年末調整情報の入力が可能になっている。メールアドレスを持たない従業員に対しても年末調整開始の通知と入力ができるようになるため、情報回収のコストを削減するとのこと。