ニュース

freee、勤怠管理クラウド「freee勤怠管理Plus」とLINE WORKSを連携させるアプリを提供

 freee株式会社は20日、ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)と協業し、ワークスモバイルのビジネスチャット「LINE WORKS」と、自社のクラウド型勤怠管理システム「freee勤怠管理Plus」との連携を実施すると発表した。あわせて、新たな販売スキームの構築にも取り組むとのこと。

 LINE WORKSは、LINEの兄弟会社であるワークスモバイルが開発・提供している、クラウド型ビジネスチャットサービス。チャットや音声/ビデオ通話を行える「トーク」機能、オンライン会議で利用する「音声・ビデオ通話」機能、掲示板で情報を共有できる「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能を搭載するほか、LINEとほぼ共通した使いやすいインターフェイスを備えているため、特別な教育をすることなく、直感的に利用できる点も特徴だ。

 今回はこのLINE WORKSと、freee勤怠管理Plusを連携するアプリ「チャットで勤怠(freee勤怠管理)」を提供する。このアプリでは、チャット画面からワンタッチで「出勤」「退勤」打刻を行える「リッチメニュー打刻」、打刻漏れや二重打刻などの打刻不備を最大で30日分さかのぼって通知する「打刻エラー通知」といった機能が提供されるほか、勤怠システムで打刻不備を修正するためのログイン導線がLINE WORKS上に設置されるとのこと。

 freeeでは、このアプリを利用することにより、チャット画面から勤怠打刻、打刻漏れなどの通知・打刻不備の修正が可能になるため、労務担当者と従業員とのコミュニケーションコストが削減され、労務担当者の業務効率化を実現するとしている。

 なお今後は、7月から8月下旬をめどに、出勤/退勤予定時刻の10分前等に打刻リマインドを通知する「打刻リマインド通知」、月間で決められた残業時間を超過すると通知する「残業通知」、年5日の有給取得を促す通知を行う「有給取得義務通知」や、従業員からの申請があった際に承認者へ通知したり、申請をした結果を従業員へ通知したりする機能も実装される予定。

 さらに、人事労務システム「freee人事労務」とLINE WORKSの連携機能についても提供が予定されているほか、両社では、共通の代理店に向けての勉強会開催や販促キャンペーン、代理店経由でのfreeeプロダクトとLINE WORKSの導入提案の実施なども行う計画だ。